悟学(さとりがく)の澤田です、

完璧主義は、
あなた自身を傷つけます
完璧主義は、

周りの人も傷つけます

完璧主義にも
善いところはあります。

しかし、もしあなたが完璧主義で
身体の不調を訴えていたり、
精神的に落ち込んだり、

仕事が思うようにできなかったり
人間関係に問題が起こっている
としたら、それは危険です。

もし、あなたが完璧主義で
問題が起こってないとしたら、
この記事を読む必要は
ありません。

完璧主義をやめたいと
思っているけど、
やめられないという方は
是非お読みください。

「完璧でなくてもいいんだ」
「完璧でない方が善いんだ」と
思ってもらえると思います。

そのためにはまず、

「完璧」などないということを知る

ということです。

完璧というのは・・・

幻想であり、

自己満足であり、

見てる範囲が狭いのです。

私は、高校を卒業して、
とある一流企業に
就職いたしました。

その時、その職場では
製品を作るのに、0.3ミリが
許容範囲でした。

誤差が、0.3ミリなら合格、
0.4ミリならやり直し
なのです。

私の先輩に、
完璧主義の人がいました。

その人は、技術もあり
仕事もよくできる人でした。

しかし、上司にはあまり評判は
善くなかったのです。

なぜなら、仕事はできるのですが
時間がかかりすぎるのです。

なぜか?

完璧主義だからです。

0.3ミリの誤差で善いのに、
その人の仕事は
ほとんどが誤差0.1ミリ。

普通で考えると、
素晴らしいことですが、
そこまでの必要がないのです。

その後の作業で、
どうしても変化してしまうので、
0.3ミリの誤差でも
充分対応できるのです。

しかし、その先輩はこだわり
0.1ミリを目指していました。

挙げ句の果てに、
時間がかかりすぎて、
上司から「過剰品質」と言われて
怒られていたのを憶えています。

私はどちらかというと、
0.3ミリに収めるのがやっと
のことだったので、
その「過剰品質」という言葉が
心に突き刺さりました。

「丁寧にしなくてええんや!」
って。←私が言うセリフではない
のですが・・^_^;

私には全く無縁の「過剰品質」
という言葉は、
私の救いの神でした。^ ^

私もそれ以降、氣楽に
0.3ミリの誤差の仕事が
できるようになったのです。

私は、
完璧主義ではありませんでしたが

周りに完璧主義の人がいると、
どうしても比べられたり、
自信を無くしてしまうことが
あります。

自信を無くすのは、
本人の勝手ですが、

完璧主義の人は
知らず知らずのうちに、
周りの人にプレッシャーを与えて
いるということもあるのです。

先ほど、「見てる範囲が狭い」と
書きましたが、

先ほどの先輩の話でいうと、
のちのち0.1ミリにしていても
形が変わるので
意味がないのです。

自分の職場だけで
物事を見ているので、
完璧にしようと思うのですが、

そのあとのことも考えると、
完璧にする必要がないことに
氣づけるはずなのです。

でも、
完璧にやろうと思ってしまう。

これは性格だからです。

しかし、性格は
変えた方が善いところも
あります。

私も、文章を書いていますが、
文章というのもあとから見直せば
必ずといって善いほど
変更箇所が見つかります。

完璧な文章などないのです。

なので、まず完璧主義の人は
「過剰品質」かどうかを
考えてみましょう。

これ以上、
完璧にする必要があるのか?
必要ないのか?

さらに、完璧にすることで、
人生に影響があるのか?

ないのか?を
考えてみてください。

より善くすることは、必要ですが
完璧にしすぎて
問題が起こっている場合には
「過剰品質」だということ
なのです。

ここまででは、特に
完璧主義だからといって危険
ではありませんが、

身体のことを考えると、
完璧主義だと危険なことが
潜んでいるのです。

完璧主義が危険な理由

私が、
なぜ「完璧主義は危険」というか、
お話ししていきます。

それは、今まで延べ20万人の
心や身体を見てきたからです。

完璧主義の人がかかっていた
病氣を列挙しますね。

肩こり

腰痛

頭痛、脳血栓

胃炎、胃潰瘍、胃癌

逆流性食道炎

下痢、便秘、直腸癌

生理不順、生理痛、
子宮筋腫、子宮癌

乳腺炎、乳癌

肝臓障害、肝臓癌

膀胱炎、膀胱癌

拒食症、過食症

などなど

まだまだありますが、
これくらいにしておきましょう。

私はあまり、
恐怖心をあおることは
好きではありません。

しかし、現実として
完璧主義が本当に危険だ
ということに早く氣付いて
いただきたかったので、あえて
今回は病氣を列挙してみました。

もし、あなたが上記のどれか
症状がすでに出ているなら、
早い段階で完璧主義を
改善することをお勧めします。

病氣や症状は、
「段階的ダメージ」と言って、
だんだん状態が
悪化していきます。

なので、
肩こり程度とたかをくくらず、
早め早めの対応をすることが、
早期発見、早期回復に
つながるのです。

また、人間関係で
問題を起こすことも

多いようです。

自分に厳しい分だけ、
人にも厳しくして、
相手を責めてしまったり、
相手に完璧を要求しすぎたりして
人間関係の崩壊を起こします。

特に夫婦関係など離婚の原因にも
なっているようです。

試しに「完璧主義 離婚」で
検索してみてください。

これらのように、
完璧主義で何らかの問題が
起こっている場合には、
そのままいくと、
本当に危険だと思います。

もし、あなたが完璧主義で
何の問題もないようなら、
あなたの完璧主義は
丁度よい完璧主義だと思っても
善いでしょう。

では、どうやったら
完璧主義を改善できるので
しょうか?

これは、簡単です。
しかし、慣れるまでに時間はかかります。

改善方法

まずは、

1.完璧主義をやめると
決心します。

2.「私は常に
丁度よい加減を見極めて
実行しています」という言葉を
紙に書いて、

見えるところに貼り、
毎日10回以上唱えましょう。

3.日常生活の中で、
完璧にしたいと思ったときに、
本当にもっとやる必要があるかを
先のことも含めて考える。

4.そして「必要」と思えたら、
もう少しやれば善いのです。

「必要ないけど氣持ち悪い」と
思ったときは、
自分の身体のことや
周りの人のことも考えて、
やめます。

5.完璧にしなかったことを
後で振り返ります。
完璧にせずに我慢したことが
「問題になったか」
「問題にならなかったか」

この作業を繰り返していきます。

1ヶ月も実行すれば、
「完璧にしなくてもいい」、
「むしろ完璧にしない方が楽だ」
と思えるようになります。

是非、あなたの為にも、
あなたの周りの人の為にも
「脱完璧主義」
=「丁度いい加減主義」に
なってくださいね。

今日も長い文章を
読んでいただいて、

本当に御御氣担(おおきに)
でした。

また、次の記事を楽しみに
していてください。

悟学(さとりがく)の澤田でした。